売れないのは名前のせいかも。あなたのサロンのメニュー名、お客様にとって分かりづらくないですか?

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こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

#美容室 #エステサロン #ネイルサロン #サロン #カウンセリング #出ないメニューはわかりづらいメニュー #サロンのメニューの名前の付け方

売れないのは名前のせいかも。あなたのサロンのメニュー名、お客様にとって分かりづらくないですか?

サロンの商品、それは施術メニュー、コースです。

サロン様のサポート・コンサルをさせていただいている中で、私たちの商品である「コース・メニュー」の構成や名前がお客様にとって分かりづらいために、

売れるチャンス=商機を逃しているケースが多くあります。

 

集客も販促も、当然この「コース・メニュー」にて行うため、分かりづらい=お客さまに利用してもらえない、ということに。

 

集客やリピート、ひいては複雑なメニュー・コースはスタッフ育成にまで影響が出てしまいます。

例えば、メニュー名が「フェイス エクスフォリエーション」9,000円(60分)

どうですか? パッと第一印象で「やりたい!受けたい!」「私が求めているメニューだ!」と思いますでしょうか?

エクスフォリエーション、とは何か?というと…

エクスフォリエーションとは、皮膚表面に蓄積した不要な角質を除去するケアのことを指します。

皮膚の生まれ変わり「ターンオーバー」

皮膚は内部が層になっていて、一番内側の基底層で作られた新しい皮膚細胞が、14日間をかけて皮膚表面の角質層まで上がります。

そこから、さらに14日間をかけて垢となって自然に剥がれ落ちるのです。

これを皮膚の生まれ変わり「ターンオーバー」と言い、肌のバリア機能をはじめ、様々な機能において重要な役割を担っています。

ターンオーバーが乱れると…

年齢を重ねた肌や、乾燥、紫外線などのダメージを受けた肌は、このターンオーバーが乱れたり滞ったりしやすくなっています。

そのことで、角質が肌表面に蓄積してしまい、肌がくすんだり、乾燥やゴワつき、毛穴の詰まりを引き起こすのです。

また、それらのダメージが蓄積することが、シミやシワの原因に繋がってしまいます。

そのため、エクスフォリエーションにより、この蓄積した古い角質を除去し、肌の生まれ変わりを正常化して健やかな状態に戻すことが大切です。

エクスフォリエーションには、微粒子などで角質を擦り取る物理的な方法と、角質を溶かして剥がしとる化学的方法とがあります。

  • 理的方法:スクラブ洗顔、ダーマブレーション、顔そりなど
  • 化学的方法:酵素洗顔、ケミカルピーリングなど

簡単にいうと、肌のターンオーバーを促進するメニューなんですね。

こんな風に説明しなきゃ分からない、というのが「分かりづらい」ということです。

さらにこの説明までもが専門用語や材料名にあふれていたら、お客様はさらに混乱します。

この、「簡単に言うと」=「分かりやすい」ということです。

 

分かりやすいメニュー名、4つのポイント

  1. 専門用語は使わない、一般用語で
  2. 素人であるお客様にも分かるように
  3. お客様のお悩み・お客様の願望
  4. ワクワクする(どんな風になれるのか?)

 

専門用語は使わない、一般用語で

技術者でもなければ、美容の知識がないお客様にとって「分かる言葉」で伝えなければ意味がないんですね。

上記の例でいうと、「ターンオーバー」という言葉もギリギリです。

50代のお客様にとっては「???」だし、30代であっても、「ターンオーバーってなんだっけ?」となる方もいます。

メニューのトラップはここにあります。私たちにとっては当たり前の言葉でもお客様にとっての理解度は大変低い、ということ。

「私のターゲットのお客様に分かる言葉かどうか?」という視点で、メニュー・コース名やその内容を構成する必要があります。

そのためにもまずは、ペルソナさんを作ると良いですね。(ペルソナについての記事はこちら)

 

私たちにとってのメニューやコースは、商品でいうならば商品名やキャッチコピーです。

ターゲットがかぶる商品のキャッチコピーもとても勉強になりますよ。ペルソナが使っている化粧品はなんでしょう?飲んでいるドリンクは?旅行は国内派?海外派?

例えば、有名なパナソニック「綺麗なお姉さんは好きですか?」

最近気になったのは、

化粧品のNOV「洗顔さえ、刺激になる、あなたの肌のために。」

こんな視点で考えると、

まずは、ターゲット・ペルソナの立場に徹底的に立つところからヒントが得られます。

お客様にとって選びにくい、分かりにくいメニューが、同じ施術内容なのに、名前を変えることで「選ばれるメニュー」「出るメニュー」になるのであれば

企業が本気で膨大なコストをかけて商品名やキャッチコピーを考えるのも頷けるはず。

 

素人であるお客様にも分かるように

仮に、ペルソナが「32歳フェイシャルエステ初心者」ならば、

「フェイスエクスフォリエーション」→(例)「年齢サインを感じたら!美肌再生コース」

キーワードは「①年齢サイン、②美肌、③再生」です。

その他、お客様に分かる言葉を使うメニュー名は…

しっかり圧で全身アロマ+毛穴洗浄ゆでたまご肌フェイシャル(デコルテ&ヘッド付き)12,000円(90分)

キーワードは「①全身アロマ、②毛穴洗浄、③ゆでたまご肌、④デコルテ&ヘッド」です。

さらに分かりやすさを5倍高めるイメージ写真=イメージできる写真です。

menu_facial

美容室の場合なら、

カット+カラー9,800円→「髪の絡まりが瞬時につるん!美髪ブラシ付きカット(ブラシレッスン付)+カラープラン」12,800円

hair-brush

お客様のお悩み・願望

カット+縮毛矯正「うねり、広がりを解消!縮毛矯正+カット

→うねり、広がりに悩んでいる方に刺さります。

ワンカールパーマ+トリートメント→「新しい私に出会えるイメチェン!ワンカールパーマ+贅沢トリートメント

→イメチェンしたい、今の髪型に飽きた、という方は「私のためのメニューだ!」と思ってくれますね。

 

ワクワクする(どんな風になれるのか?)

さらに、そのメニューを受けるとどんな風になれるのか、どんな未来が待っているのか、をイメージさせるとなお価値が伝わりやすくなります。

  • 恋をしているあなたへ「褒められ美髪コース」

好きな人がいて、その人に褒められてるところを想像してもらえたら

来店したお客様とは恋バナで盛り上がるでしょうね笑

 

選択肢がありすぎると、迷わせてしまう!選びやすさも重要

 

店頭やHP、ブログなどではさらに細かいメニュー紹介ができると思いますので

お悩み別やこうなりたい!(願望別)でチャートにしても良いですね。

いつも必要なメニューを選んであげるオーダーメイド式もエステやフェイシャルにはオススメです。

 

あなたのサロンの素晴らしい技術、メニュー。一人でも多くのお客様にその価値が伝わるように、我が子のように素敵な名前をつけてあげてくださいね。

ステップ① ペルソナを作るところからスタート

ステップ② ターゲットがかぶるサロンや商品のキャッチコピー、商品名を勉強

ステップ③ 4つのポイントを押さえたメニュー名に

  1. 専門用語は使わない、一般用語で
  2. 素人であるお客様にも分かるように
  3. お客様のお悩み・お客様の願望
  4. ワクワクする(どんな風になれるのか?)

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

明日もあなたのサロンが幸せでありますように。

 

幸せサロン育成コーチ げしあゆみ