こんばんは、
幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。
#サロン #美容室 #エステサロン #ネイルサロン #リスク管理 #想定外は想定内 #準備
サロンのリスクへの準備、できていますか?
サロンにとって「想定外」と思えるような状況ってなんでしょうか?
地震や火災などの被害などの大きいことはもちろん、
売上の落ち込みや、こんなはずじゃなかったのに…!と思うことは一定サイクルでやってきます。
スタッフの信じられないようなミスや、突然の退社、なかなか見つからない人材
時間に遅れてくる、ドタキャンするお客様、無理難題の要求。
自分の体調不良やメンタルの不調など。
サロン経営の規模が小さいほど、リスクのダメージは致命的に、大きくなります。
できれば、こういったリスクは避けたいけど、起こる全てのリスクを回避することはできません。
リスクを取りたくないなら、そもそもサロンを開業していないだろうし、時には「逃げる」という選択肢もありだと思います。
でも「なんでうちばっかり」「なんでうちはうまくいかないの?」と嘆きたくなる時に、思い出して欲しいのが、
『ダメージを最小限に抑えること』
『リスクに備えること』
はできます。リスク管理っていうやつですね。
例えば、明日サロンが火事にあったらどうしますか?
私のサロンの近隣でも、昨年あったんですよね。大手チェーン店の飲食店の火災が。
5件さきの、そこまで大きくはない火事でしたが恵比寿の街は騒然としていました。
同時に、もしうちの店だったらどうするか?ということを考えました。
まずは、お客様とスタッフの避難
営業再開まではどうするのか?
再開にはお金が必要です。そのお金はどうするのか?
すでに予約が入っているお客様はどうする?
スタッフは働けない間どうなる?
最悪の想定としてもしうちが原因の火災ならば賠償責任があります。
考えただけで、ざわざわしてきますし、考えていると怖くなってきて「なるようになるか!」と投げ出したくもなりました。
でも、この想定(想像)できるリスクは、準備ができる、ということを教えてくれています。
- まずは、お客様とスタッフの避難
→ビルの避難経路の確認と、スタッフの避難訓練をやっておこう。近隣の店舗とも連携しておくと心強い。
- 営業再開まではどうするのか?
→いざという時のために、お客様へのご案内をマニュアルにしておこう
- 再開にはお金が必要。そのお金はどうするのか?
→火災保険の内容を確認しておこう
- すでに予約が入っているお客様はどうする?
→送客できる近隣のサロンと提携しておこう
- スタッフは働けない間どうなる?
→そういった場合のことが就業規則に入っていたか?
→火災保険で給与も支払えるのか?を確認しよう
- 最悪の想定としてもしうちが原因の火災ならば賠償責任があります。
→火災保険の内容を確認しておこう
こんな風に確認や準備をしておくと、安心できるだけではなく
実際に”こと”が起きた時、落ち着いて対処することができます。
こうやって考えていくと、天災であれ、人災であれ、どんなリスクに対しても想定できることに気づきます。
想定できる、ということは対応策が準備できる、ということですね。
想像しているとオバケのように「得体の知れない脅威」のような実感があって、目を伏せたくなるのですが、
具体的にどんな状況か、どう対応すれば良いか?ということが考えていくと、その不安が安心に変わっていくのが分かります。
これは売り上げの低迷もスタッフの離職も、クレームも同じことです。
「どうなっちゃうんだろう…」と想像もつかないから、怖いんですよね。
「最悪の状況」も含めて、「こうすればいい」と決めておくことで安心することができます。
今まさに危機に直面しているなら
今まさに、危機に直面しているのならば、「最悪の状況・最高の状況・現実」を書き出してみると、今やるべきことが見えてきます。
最悪の状況になる確率は何%くらいなのか?現在の売り上げはいくらなのか?と、数値化できるものはなるべく数値化すること
最高の状況も書き出して、「どうなりたいか?」という主体性を見失わないことが大切です。
落ち着いて、どうなりたいか?という目的に向かって、今できることを一つ一つ行動していくことで、
不安は解消されていきます。
行動量と不安量は反比例しますからね。
「なんとかなるっしょ!」という一見根拠のない自信を持つのは、人事を尽くした後のこと。
私たちには、スタッフに対して、お客様に対して、近隣の店舗に対しての責任があります。
今できる準備をした上で「人事を尽くして天命を待つ」と納得して思える気がします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
幸せサロン育成コーチ げしあゆみ