こんばんは、
幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。
サロンオーナーの自信のつけ方
私は、子供の頃から
自分に自信がなくて、自信満々な人を
いつも羨ましく思っているたちでした。
根拠がなくても
「自信を持った方がいい」とわかっていても、
そもそも自信がないところから
根拠もなく、自信を持つなんてことが到底難しく思えていました。
今でも、仕事以外の部分に関しては自信はあまりありません。。。
が、仕事においてはやはり
「自信がない」というのは
お客様が不安に感じる要素ですので
謙遜でも「自信はありません」とは
言わない方がいいですよね。
というか、自信があったほうやっぱりがいいです。
さて今日は、自信が「ない」ところから
「ある」に変える方法を取り扱っていきます。
そもそも、自信をつけるとはどういうことか、
というと…
「自信」を辞書で引いてみました。
「自分の能力や価値を認めることができること。
自分を信頼することができること」
つまり、自分が自分をどう思っているか、
字のごとく「自らを信じる」ことなんですね。
自信には2種類あると考えています。
①プライド
他者との比較によって自信を得ている場合
周りの人の能力と自分を比較して、
優れていると相対的に判断できる場合、
優越感を得たり優れた人間であると感じる
②自尊心
良いセルフイメージによって
自分の内側から、ふつふつと湧き上がってくる
自分を承認する気持ち
プライドは誰かに追い越されたり、
学歴、才能、美貌は朽ちていく時が必ず来るわけで
諸刃の剣です。極めてもろくて、傷つきやすい。
そもそも比較ずるのは、負けることや失うことへの
恐れの感情から来ているから。
モチベーションの上がらないプライドは捨てた方がいいですね。
②自尊心との決定的な違いは、「比較しているかどうか」
と言えます。
自尊心は自分を見て何かの評価をすることをしない。
むしろ評価するまでもない、というところ。
居直っているわけではなく、純粋に
自分はそのままでいいのだ、
という自分への承認の気持ちにしっかり支えられています。
自分の内側から湧き上がってくる感情だから、
他人にどう思われてもどう評価されても傷つくものではないのです。
もちろん人間ですから、理不尽な評価や比較に
一瞬のムカっは感じるものの
他者からの評価の影響を受けたり、一喜一憂することがないんですね。
自尊心による自信があると…
- リラックスして物事に取り組めるから成功の確率が高まる
- ストレスが少なくてメンタルが健全
- 間違いがあっても立ち直りが早く、次の行動がしやすい
- 新しいことにも躊躇なく取り組むので可能性が広がりやすい
- 人に依存しないから、人間関係も自立した関係でいることができ、上下関係が生まれず、楽な人間関係を築くことができる
- 逆境にも立ち向かう勇気を持てるだけでなく、必ず乗り越えられるとポジティブに捉えることができる
→経営だけでなく、周りの人や人生を大きく安定させる
「プライドだけ」「自尊心だけ」と
どっちかだけ、ということはなくて、
９:１とか、４:６とか、どちらかに偏っている状態、というイメージを持ってくださいね。
そもそも「自信がない」人は
元々とても謙虚で、努力家に多く、
完璧主義だったりもします。
ある一定の成果を出せても、
「まだまだ！」「もっと出来るはず！」
と上昇志向が強いタイプなんです。
一見とても美しい考え方ですが、
問題はその結果自信がない状態を生んでいるということ。
自信がないと、サロン経営も人生も
主体性を持って歩むことが困難になりますし、
誰かや何かに依存したり、
助けを期待して待つことになってしまいます。
それは私達の、望むところではないはず。
精神的に自立した一人の経営者として、
サロン経営を成功へと導き、
人生をより良く、主体的に
切り開いていきたいですね。
私は、完全にこの上昇志向強いパターンで
頑張って目標を達成したときには既に
新たな目標ができていますので、
そっちまではまだまだ遠いわけです。
延々と自分を評価できないでいる、
というスパイラルに陥っていました。
私はまだまだまだまだまだまだ…
呪文のように唱えていました。
セルフイメージ、めっちゃ低かったと思います笑
もちろん、その時期があって
もっと頑張るのだ！と思っていたからこそ
今があるわけですが、
もう少し自分を褒めるのが上手だったり、
一つのゴールに到達したタイミングで
きちんと評価を出来ていたら、
きっともっと楽しく「がむしゃら期」を
過ごせただろうなぁ、と思います。
さて、「自信」は何でできていると思います？
天性のもの？育ちや環境？
見た目？笑
自信を構成している要素は「成功体験の数」です。
成功体験が多い(と思っている)人ほど自信はあるし
成功体験の低い(と思っている)人ほど自信がない。
つまり、成功体験を増やす＝自信がつく、
というわけです。
では、成功体験がない
(と思い込んでいるだけなのですが)
人は自信を持つことができないのか？
というとそんなことはありません。
成功体験が少なくても、
小さな成功体験を積み重ねて習慣化していくことで
自信を身につけることができます。
小さな成功体験、というのが
例えば、年商1000万円という売上目標があったとして
1ヶ月83万円となるわけですが、
これをさらに小さくして20日営業、8時間労働とすると
1日4万円、1時間5,000円、と考えていきます。
要は大きな目標をチャンクダウンして
細かく、具体的にしていき
小さくします。
さらに、自信をつけることに対して効果的なのは
こうした成果に対する目標とは別に
「状態」に対する目標を作ること。
私はこれをBE目標＝在り方の目標、と呼んでいます。
例えば、1日に5万円売り上げるサロンさんて、
どんな感じだろう？
と想像してみて欲しいのですね。
5万円てことはお一人サロンなら客単価13,000円ですから
そら、上手よね。
接客もカウンセリングも、丁寧よね。
きっと笑顔あふれて、仕事をめっちゃ楽しんでいて
お客様のことを超愛していて…
てな感じでイメージします。
イメージが湧きにくかったら
理想に近いサロンに、一度いてみてください。
(この”リアルイメージトレーニング”、
スーパーオススメです。)
でね、その理想のサロン、理想のサロンオーナー・技術者の
状態でいることを目標とするんです。
想像して真似する、これが出来ればOK！
きっと今までお客様に向けていた笑顔と
垢抜けたスーパースマイルになるでしょうね。
お釣りは診察をご用意したり、
実際にやってみるとわかるんですが、
どんどんアイディアが湧いてくるんです。
その状態を目標にするっていうのは、
成果・結果と違って、
達成できる確率が断然高いわけです。
だって、要は自分の心の持ちようや
立ち居振る舞い、所作の話だから。
で、面白いほどに結果がついてきます。
(これ本当)
BE目標を達成できた日は
カレンダーにぐるっと丸を描くなり、
きちんと「評価」をすることをお忘れなく。
成果の目標(DO目標)とは別に
状態・在り方の目標(BE目標)を立てることで
メキメキ自信をつけていく、というのが一番自然に自信がついていきます。
もう一つは、日々の目標のハードルを下げるやり方。
頑張らなくても、無理せずとも
クリアできるようなとても小さな目標を立てます。
例えば…
・笑顔で挨拶をする
・掃除を少しずつする
・本を1ページずつ読む
などなど。
時間もお金も労力もあまりかからないものが良いですね。
大事なのは「継続すること」なので
大きい目標である必要はありません。
この継続していることが「根拠のある」
自信を、揺るぎない自尊心を作ってくれるのです。
あくまでも自分を向上させる目的ではあるものの
自分に「重荷を課す」という考え方ではなく
同じこと(習慣)を繰り返すだけ、という認識です。
習慣化されると、全くストレスを感じることなく
当たり前のことのようにできるようになっていきます。
セルフイメージはぐんぐん向上していくわけです。
繰り返しますが、小さな・簡単な・
易しい目標にしてくださいね。
さて、【今日のワーク】です。
【BE目標】
- 達成したい成果目標に対し、その目標を達成している状態はどんな状態かをイメージしてみてください。
- イメージが湧かなければ、理想に近いサロンに実際に行ってみて、その様子やスタッフの表情、動作を観察して来ます
- 「状態・在り方＝BE目標」を書き出し、いつも視界に入るところに貼っておきます
- カレンダーや手帳で「BE目標」ができた日にしっかりと自分やスタッフを評価します
【継続目標】
- ものすごくハードルの下げた目標を1〜2つ作ります
- 1か月は続けてみましょう！
習慣化するまでの期間は21日、30日で定着すると言われています。
「やらないと気持ち悪い」定着化を
目指して、とってもeasyな目標にしてくださいね。
継続できたときには、自然と「自信」が
ついてきたことを実感しているはずです。
「自信がない…」ということは
抜群の言い訳でもありますが、
こんな風に、自信をつけていくプロセスを楽しめたら、
言い訳なんてしなくていい自分になれちゃいます。
(キッパリ！)
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
幸せサロン育成コーチ げしあゆみ