オーナーがお客様・仕事を持ちすぎなサロンは注意!私の失敗・挫折体験

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こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

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オーナーがお客様・仕事を持ちすぎなサロンは注意!私の失敗・挫折体験

サロン経営者にとって、仕事は一つではありません。

入客している技術者ならば、いちばん売上を持っているのが”オーナー”であることがほとんど。

スタッフには背中を見せなきゃなんないし、

妥協のない素晴らしい技術と、頭を使ったスピーディーなオペレーション、

お客様をいちばんに考えた接客。

 

集客の業務なら、hotpepper beautyの原稿やクーポンをつくって、

チラシ制作のやりとりをし、看板を書いたりブログを書いたり。

SNSの発信も頑張ります。

新規の価格設定に悩み、他のサロンのリサーチもしますね。

 

販促は、戦略やキャンペーンを考え、ツールをつくって

スタッフへの落とし込み、オペレーションまで考え、

うまく回るかを思案し検証します。

さらにはリピート率の分析、対応策。

 

材料を仕入れ、講習を実施したり

ディーラーとのやりとり。

 

水まわりや、内装で問題があれば業者を手配しやりとりをします。

買い出しに行くことだってあるし、

自分のお客様のカルテの記入はやっぱり任せられないし。

 

いちばんの課題はスタッフの育成や離職。

スタッフがなかなか育たない、求人がかからない。

そんなストレスを抱えながらも、日々のサロンワーク、サロンの経営、

時には「雑用」と呼ばれるような仕事までします。

休みの日もずっとお店やスタッフのことを考えちゃうし、

お店からの電話がなれば、対応に追われます。

 

 

 

私のクライアントサロンの多くが、

プレイヤー・マネージャー・オーナーをやりながら「経営」をしているサロンオーナーがほとんど。

これだけの仕事を毎日こなしています。もう何年も。 私自身も、そうでした。

 

まずね、本っっっっっっ当に立派です!!!

よくやってます。

「よくやってるなー」と自分を超褒めて、めちゃくちゃ労ってください。

 

スタッフがいようといまいとね、

これだけの業務や役割をこなされていること、これは当たり前じゃないです。

誰でもできることじゃない。素晴らしいことです。

能力の高さや頭の良さはもちろんなんだけどね、何よりすごいのが

その努力と根性と情熱です。

 

どれだけ大変か、休み暇もないか、

それでも「この仕事が好きだ!」とおも得る情熱。

ドMっぷり(笑)、ステキすぎます。

 

一人で仕事を抱えるリスクがどれだけのものか

その敬意を大前提の上で、

今日は「お仕事の抱えすぎ、やめてみませんか?」という提案です。

オーナーさん、店長さんはお仕事を抱えすぎです。

「わかっちゃいるけど〜」とご自覚はあると思います。

だしきっと現状では、

「任せるのは無理」「自分がやらなかったら誰もやらない(出来ない)」というのも分かります。

私も同じでしたから

 

できる・できないは別として、

まずは「一人で仕事を抱えすぎるデメリット」を改めて、見てみましょうかね。

 

1.スタッフが育たない

スタッフがいるサロンさんなら、一番のデメリットはこれです。

お客様も含めて、オーナーが仕事を抱えすぎてしまっていると

スタッフに仕事が降りて行きません。

「成長するチャンス」を奪うことになっています。

ほとんどの場合スタッフが「やらない」「できない」のは

やる気がないわけでも、能力がないわけでもなく「やり方がわからない」だけです。

「やり方」を教えてあげて、「できる」ところまでをサポートしてあげればいいんです。

 

2.サロンが発展・成長しない

「現在の店舗数より増える、拡張する=オーナーがもっと仕事を抱える」

ということになるため、サロンの発展はオーナーの余力・キャパ次第になります。

当然、一人の人間のキャパなんて知れているため、早々に限界にぶつかります。

結局は今の働き方を、10年先もできるかどうか、ってことなんです。

 

3.リスク高すぎ

お客様でも仕事でも、オーナーがやっていること・人数が多いサロンほど

有事におけるリスクが高苦なります。

有事=オーナーの身に何かある、震災や火災など

リスクを一点に集めてしまうことで、取り返しがつかなくなるし、対応が遅れます。

ダメージが分散できないってことです。

 

私も、以前は誰よりも売上をつくっていました。

一人で200万以上売る月もありました(スクールと合わせて)

よくあるパターンですが、体調を崩して入院。

その4週間で、お店はグチャグチャになります。

スタッフだけでは対応しきれない多くのお客様をお断りし、

講師は私だけでしたので、生徒さんには突然の休校の案内。

 

当然、文句も不満も、スタッフにいきます。

対応の仕方などを教わっていない彼女たちは、それでも懸命に「応対」してくれました。

あとで聞いたら、

パンパンの予約に、休憩もとれなかったり、生徒さんやお客様への説明や電話応対に追われ、

自分たちは何も悪いことをしていないのにクレームを言われて

スタッフたちには本当に本当に、大変な思いをさせてしまったと思います。

たくさんのお客様や生徒さんに迷惑をかけました。

 

退院して戻ってみると、数名のお客様や生徒さん、スタッフが離れていました。

私はこれまでスタッフに技術やネイリストとしての心構えを伝えてきたけど、

結局は「何も教えてこられなかった」こと、

自分の経営がとても「独りよがりだった」こと。

自分のやってきたことが結果的には「無責任」だったと思い知りました。

 

どこか「誰よりも頑張っている自分」「売り上げている自分」に酔っていたのかも。

お客様やスタッフを失った、ドン底落ち込み期間の中

 

「もし、同じことが起きても大丈夫なお店をつくる為には、何をすればいいのか?」

ということは、そんなに難しい問題ではありませんでした。

 

私は「スタッフをちゃんと育てる仕組みを作って、自分一人で頑張らず

もっと頼って、どんどん任せていこう」と決意しました。

 

身に染みて思いますが、

組織が小さいほど、一人が仕事を抱えすぎず、分散した方が良いです。

そうじゃないと、大事なものが守れないです。

 

 

失敗して挫折した、私が取り組んだ、具体策は3つです。

  1. スタッフに任せる
  2. システムを頼る
  3. 外注する

 

明日からは、この具体的な方法をお伝えしていきますね。

 

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

明日もあなたのサロンが幸せでありますように。

幸せサロン育成コーチ げしあゆみ