「どうすればいいのか分からない…」サロン経営に迷った時、立ち戻る唯一の視点

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こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

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「どうすればいいのか分からない…」サロン経営に迷った時、立ち戻る唯一の視点

サロンの課題はいつも一つではありません。

スタッフについて悩んでいる時というのは、売上が悪いことが多い。

集客に悩んでいる時というのは、だいたいリピート率も悪いものです。

コンサルとしてたくさんのサロンさんのサポートをさせていただくようになってからはなおさら、

その「法則」がわかってきました。

 

そこから抜け出すその「法則」は一つ。「全体を見ること」と「未来を見ること」です。

 

例えば、目先の課題が

 

❶ 新規が足りない

→だから、リピーターも増えない

→だから、売上が悪い

だから「新規を増やせばいい」という発想になりがちです。

 

❷ パートスタッフしかいないから、意識が低い

→だから、スタッフが育たない

→だから、自分が現場から離れられない

 

 

❸ 中堅スタッフの離職率が高く、人手が足りない

→だから幹部が大変

→だからサービスの質が下がる

→だから失客する。リピートしない

じゃー人を入れれば解決、という発想そしてしまいがち。

 

 

どれも実際にいただいたご相談で、

オーナーさんがお考えだった「原因」でした。

 

これではサロンを経営してるんじゃなくて、

サロンを運営しているだけです。

それはまるで「雇われている人」つまり店長、スタッフさんと同じ視点です。

 

じゃー集客してみてうまくいかない、ならばリピーターを増やせばいいのか?

人を入れてもまたザルで、どんどん辞めてく、ならば入ってくる人材のせいにするのか?

パートがダメなら正社員、本当にそうでしょうか?

 

こんな水掛け論をしていても、問題の本質は解決していません。

もし、一瞬解決できたように見えても結局は「その場しのぎ」また問題のひずみはどこかに現れます

 

こんな時、全体を観る視点をもてるオーナーさんが少ないです。

(だからこそコンサルが必要とされるわけですが)

こちらが全体を観ましょう!といくら伝えても、やっぱり返ってくるのが「その場しのぎ案」です。

 

「全体を視る視点」とは具体的にどういうこと?

全体を視る視点=未来・目的を視る視点です。

サロンを何のためにやっているのか?

自分はどうなりたいのか?

一般論や誰かと比べた比較論は置いておいて、ご自分がどうしたいのか?

キレイごとじゃなくて、マジで何のためなのか??ってことです。

 

この視点を持てれば、問題の8割は解消できています。

そこから逆算していって、「いつまでに」「何を」「どう」やればいいかを考えればいいだけですから。

あとは「できない理由」を考える代わりに、

同じ数だけあるはずの「できる理由」をもとに、行動していくだけ。

一歩でも行動できれば、成果が波紋してどんどん解決に、上昇スパイラルに向かっていきます。

 

大事なのは、問題から解決策を積み上げるのではなく

ゴール・目的から、解決策を導き出すことなんです。

 

出てくる解決策は、全く違うことに気づけるはずです。

 

冒頭でお伝えした課題の例は、どんなサロンにも起こり得ることですが

もし、全体を視て解決策を考えるのであれば、

 

❶ 新規が足りない

どうなりたい?:『リピーターで溢れるサロンになりたい!』

→リピートしてもらいやすい人を集客したいし、

今の時点でリピート率が低いことを分析して、対策を打つべきでは?

となります。

 

❷ パートスタッフしかいないから、意識が低い

どうなりたい?:『スタッフにうちで働くことに誇りを持って欲しい!』

パートとか正社員は関係ない!

一人一人の長所が自信を引き出せるように、無理のない役割分担をつくってみよう。

誰もがが成果を出しやすいように、マニュアルやチェックリストもあるといいかも!

 

❸ 中堅スタッフの離職率が高く、人手が足りない

どうなりたい?:『今のスタッフたちに、やりがいがあるお店だと、ここでずっと働きたい!と思わせたい!」

今いるメンバーで、稼働率とリピート率を最大限に引き上げるためには、

やる気に満ちた新人スタッフに、役割を任せたり、

プレカウンセリングやアフターカウンセリングに入っていってもらおう!

そうして中堅スタッフのサポートができるようになれば、チームワークも強くなるはず。

 

ここで記した方法が「正解」ということが伝えたいわけではなく

冒頭で「問題点」から生み出した解決策との違いを見ていただきたいんです。

 

 

どうしたい?

どうなたっらいい?

というパワフルクエスチョンから生み出されるのは、パワフルな解決策です。

「問題」しか見えていない、思い込みの強〜い、とても狭くて偏った視点から

「目的」を考えると「基準」ができます。

 

「どうしたらいいかわからない時」というのは「基準がないから」わからなくなっているだけで、

基準が持てれば、答えはちゃんと自分で出せるんですね。

何よりもブレない強靭な基準が目的です。

 

「どうしたらいいかわからなくなった時」は目的から基準を見つけて、

こうすればいいんだ!を見出せばいいんですね。