スタッフが続かない、人の出入りが激しいサロンがやっちゃってること

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こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

お客さまのリピートとスタッフの定着は同じ

昨日の記事では、集客と求人は同じ考え方ですよ〜ということをお伝えしました。

集客と求人を同じように考えているサロンがうまくいくんです

本日は、お客さまの失客とスタッフの離職は同じ、というテーマでお送りしますね。

お客さまがサロンを離れるのは、どんな時でしょう?

  1. 期待を裏切られた
  2. ニーズを満たしてもらえなくなった
  3. 提案がない
  4. 物足りなくなった
  5. (引っ越しや出産などで)通えなくなった。

この「サロンを離れる理由」を、スタッフに置き換えてみてください。

①期待を裏切られた

  • 採用時に言われていたことと違う
  • 給与が思っていたよりも低い
  • 想像以上に仕事がハード
  • 自分(スタッフ)のことを尊重してくれない

期待を裏切られる、というのは初めに「期待がある」のが前提です。

採用時、最初は良いことを言っていたのに、入社してみたら「全然違った!」これが、半年以内にやめていくケースです。

②ニーズを満たしてもらえなくなった

  • 面談やMTGでスタッフのニーズを聞き出せていない
  • 逆に、サロン側からの要求が多い(無理めの売り上げ目標、シフト変更など。お金と時間に関わること)
  • 頑張っても評価されない

 

③提案がない

  • MTGや面談で「こんなサロンになろう!」「こんな技術者になろう!」などの提案、道しるべがない
  • 日々のサロンワーク、ルーティンをこなすだけ

つまり、スタッフが「どうなれるのか?」という未来が想像できない、ということ。

 

④物足りなくなった

  • 最新の技術の導入がない
  • いつまでもオーナーがやってきた古いやり方を変えない
  • スタッフの成長速度にサロンがついていけていない

オーナー自身が井の中のになっていて、新しいこと・もっと良いやり方を学ぶ姿勢がないことは、

スタッフにとって物足りないと言えます。

「物足りない」と思えている、ということは、成長意欲の高い、「良い人材」なのに

辞められてしまったら、本当にもったいないですね。

 

⑤(引っ越しや出産などで)通えなくなった

引っ越しや出産で働くことが難しくなる、というのは、スタッフにも起こることですが、

他にやりたいことが出来た、とかね。

ぜひ応援してあげてください。心配してあげてください。

ただ、「これは嘘だな」と確信できるようなケースがあります。

大義名分を隠れ蓑に、辞めていくスタッフのなんと多いことか。

大体、「辞めたい」と思っているスタッフ自身や周りの人たちが具合悪くなったり、入院したりし始めます。

そんな風に「嘘か本当か分からないこと」を言ってまで、辞めようと思ったのは何故なのか?ということなんです。

そのことだけにフォーカスしてしまうと、「信じられない!」と思うかもしれません。

でも、その子だって、入社時はやる気があって、キラキラ目を輝かせていたはずです。

①〜④のプロセスがあって、⑤(が嘘なら)に至っている可能性が高いんですよね。

 

スタッフが続かない、出入りが激しいサロンは、

  1. 期待を裏切られた
  2. ニーズを満たしてもらえなくなった
  3. 提案がない
  4. 物足りなくなった

をやってしまっている、ということなんです。

逆を言えば、失客しないように、お客様の心を掴んで離さないために

お客様にリピートしていただくために、やっていること、心がけていることを

スタッフにもやってあげればいいんです。

 

大切なのは「同じことを繰り返さないこと」

サロンオーナーだって、人間ですから、感情もありますしプライベートでの問題や悩みもあることでしょう。

それを全部ひた隠して、完璧なオーナー増を目指しても続きません。

私の場合はそうでした。

お客様に対してだって、素晴らしい技術を持っていても、ロボットに施術はされたくないように、

その間にあるコミュニケーションや「繋がり」が欲しいんですよね。

「その人」だからお願いしたい、「人柄」に魅力を感じるんですよね。

 

私の勘違いは、『完璧なサロンオーナーが魅力がある』と思っていたことなんです。

私が、これまでにスタッフが辞めていった経験から言えるのが、

こちらが思っている以上に、スタッフにとっては「雇っている側」と「雇われている側」の立場の違いが大きい、ということ。

だから、彼女たちが本当のところが言えなかったり、嘘を言うことになってしまう、ということでした。

それを思い知ってから、完璧なオーナー像を目指すことをやめました。

もちろん、会社としての責任は持つ。社会保険も、残業手当も、法律を遵守。

これが守れていないと、何も言えないんですよね。結局。

でも、会社としてはしっかりするけど、

サロンオーナーとしては、少し抜けてるところがあるくらいの方が、立場が近くなる。

「オーナー」として、じゃなくて「げしあゆみ」として見てもらえるようになる、と思ったんです。

 

出来ないことは、助けてもらう。これが仲間です。

上下がなく、同じ目線。得意不得意で、お互いを補い合って、支え合う。

それぞれが「自分にできること」に全力で手を抜かない。

オーナーの私が全力でできるのは、労働環境を整え、スタッフを全力で愛することでした。

 

ワンピースのね、ルフィが言ったセリフで一番好きな言葉があるんです。

「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!! 

航海術も持ってねェし!!! 料理も作れねェし!!ウソもつけねェ!! 

おれは助けてもらわねェと 生きていけねェ自信がある!!!」

(思い出してジ〜ン・・・)

 

私も10年経っても出来ないことだらけ。

スタッフに、お客様に、生徒さんに、「仲間」に助けてもらってばかりです。

でも私にできることは、全力でやってきた、という自負があります。

手を抜いたことはない、と思えます。

手を抜いちゃったら、大事な仲間を失っちゃうから。一人じゃ何にも出来ないから。

結局、へなちょこじゃんって話なんですけどね。

 

オーナーであれ、キャリアが何年であれ、自分出来ないことは、助けてもらえばいいし

助けてもらえる、愛嬌と人間性があればいい。

ただ、雇い主として、スタッフが生きる仕組み作りや、労働環境の整備、十分な給与制度など

出来ること、やるべきことは全力でやる。ここが私の目指す、育成です。

スタッフが辞めないような、一生働けるような、仕組みや環境を考えていくとき、どうしても自分の努力や成長が不可欠になります。

だから、自分も一緒に育たなきゃダメなんですよね。共に育つ、共育ですね。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

明日もあなたのサロンが幸せでありますように。

 

幸せサロン育成コーチ げしあゆみ


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