問題のあるスタッフへの対応策① 「手を抜く・サボる・やる気がないヤツ」

Pocket

こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

#サロン #美容室 #スタッフ #問題 #対応 #やる気がない #手を抜く #サボる

問題のあるスタッフへの対応策① 「手を抜く・サボる・やる気がないヤツ」

コンサルとして、育成やマネジメント、労務も含め、スタッフのご相談を受けることが多い立場で

最も多いご相談が「問題がある(とオーナーが思っている)スタッフ」についてです。

 

そんな問題スタッフのお悩みで多いのがこんなヤツ

  1. 手を抜く・サボるヤツ
  2. 個人プレーが目立つヤツ
  3. 斜めなヤツ・めんどくさいヤツ

 

どんな問題であっても、

「自分ではどうしたらいいか分からない」「もはやお手上げ」なら、こじれる前にコンサルを頼ったほうがいいし、

問題がこじれてしまっているのであれば、カウンセリンラーや労務士、弁護士などの専門家に相談したほうがいいケースもあります。

 

大前提として、

オーナー・雇用主・リーダーからすれば「スタッフに問題がある!!」と思っていても、

蓋を開けてみたら、労働環境がちょーブラックだったり、言うことがコロコロ変わるなど、感覚だけでマネジメントをしていたりする場合

経営サイドができることを全部やってから「スタッフのせい」にできるのかな、と思います。

今回は、こちらが普通にしていても、責任を果たしていても「問題を起こすケース」です。

 

「問題児」と言われるようなスタッフをお抱えでも

よほどこじれたケースを除いて、多くの場合コミュニケーション、つまり話し合いや会話の上で解決できることがほとんどです。

 

これまでのクライアントさんのケースでも、たまーに・・

面倒がって見ないふりをしたり、トップダウンで押さえ込んだり、後回しにしたりすると、取り返しがつかなくなるケースを見てきました。

人・スタッフの問題は先手必勝。早めの対応、準備がチーム、サロンのためです。

 

「手を抜く・サボるヤツ」どうしたらいいの?

「仕事をサボる」「手を抜く」そんなスタッフがいたら、「やめさせちまえ!!」となっていたのは一昔前のこと。

「気に入らない」という理由では人は解雇できないし、そんなことをしていては、サロンがますますまとまりません。

 

ここは「やる気がないスタッフ→やる気があるスタッフ」になるための方法を覚えた方が、ラク。

対応できるシーンも増えて、マネジメントの手腕が上がるってもんです。

ここで投げ出さずに向き合っていければ、不良生徒が生まれ変わるように「あの人が俺を変えてくれたんだ!!」とまで言える恩人になることだってできます。

そうなると今度は、超強い味方に。内部で何かあっても、オーナーに変わってまとめてくれたり、やめそうなスタッフのゲートキーパーになれたり。

「サボるヤツ」が「絶対裏切らないヤツ!」になってくれるんです。

どんな人材だって、本当に悪い人間なんていない。「理由があって、仕方がなくて」そうなっている、ということをまず理解してあげてください。

 

まずは「やらされてる感」をなくしてあげる

「仕事をサボる」「手を抜く」というのは、性格的な部分(ラクしたがるヤツ)もありますが

根本的には、仕事がつまらないんです。まだ面白さがよくわかっていない、そんな段階です。

「なんとなく美容師になった」「美容師やめてアイリストになっちゃった」

「挫折したことありません」「接客は嫌いだけどネイルが好きでネイリスト」とか

そんな言葉を言えちゃうスタッフさんは、まだ「やらされてる感」があります。

「サボる・手を抜くヤツ」に対して、「そんなんじゃダメ!」「やる気を出せ!」なんていう正論を言ってもますますやる気を無くすだけです。

 

ここで欲しいのは、自ら進んで動く、能動的な姿勢・主体性です。つまり、責任感。

 

この責任感を持ってもらうための方法を2つお教えしますね。

  1. 役割を与える
  2. 役割を教える

 

❶役割を与える

1つ目の「役割を与える」

責任感は、立場が育てます。

「立場」というのは、役職や役割のことです。

店長やスタイリスト、という立派なものでなくても、お掃除リーダーや看板係など、リーダーや係(役割)を与えることで責任感が芽生えます。

当サロンでも、入社5ヶ月のスタッフがお掃除リーダーをしてくれています。

役割としての仕事や、やり方はマニュアル・チェックリストが用意されていますが、

リーダーというくらいですからみんなをまとめることが一番大切な仕事です。

ミーティングや普段の業務でもお掃除リーダーとして、プレゼンしたり率先して動いてくれています。

他のリーダーの仕事も見ながら、自分なりにみんなにもっと掃除を楽しんでもらえるように、お客様にもっと感動してもらえるように

自分で考えて、行動をしてくれています。

当サロンの場合は、役職が上がっていくと役割も変わっていきますが

長所進展、得意を生かす役割を任せるのがオススメです。

ちなみにどんな役割があるといいか?というと

  • 集客リーダー(ブログ・看板・SNS)
  • 販促リーダー(新規・物販・リピート向けのキャンペーン、イベント企画、運営)
  • リピートリーダー(接客、カウンセリング、アフターフォロー)
  • マニュアルリーダー(テスト、カリキュラム、トークブック、マニュアルづくり)
  • お掃除リーダー(サロン美化・掃除道具の発注・掃除が楽しくなる仕掛け)
  • 材料リーダー(発注、物販、POP、臨店講習会の手配、メーカー・ディーラーの窓口)
  • チームワークリーダー(MTG、朝礼・終礼・サロン内部のイベント、ご飯会や社員旅行)

基本、どの役割もそのスタッフしかその仕事をしない、のではなくて「みんなでやる」のがベース。

他のスタッフの協力を仰ぐのも、リーダーの大事な仕事です。

リーダーの他に、サブリーダーもつけます。サボらないため、辛くならないためです。

 

スタッフ数が少ない頃は、一人何役もやってもらっていました。

子供の頃の「飼育係」や「お花係」のように、サロン内での「役割」をもらうと、

自分の居場所をもらったようで、輝ける、活躍できるようになるケースがほとんど。

意外としらけているように見えて「私だったらこうするのに!」とか思ってくれてたりするんですよね。

『なんだ、ステージを用意してあげるだけだったんだ!』と実感します。

 

一方的にトップダウンで役割を落とすよりは、本人の希望も踏まえて決めてあげてくださいね。

 

大事なポイントが一つ。「仕事を丸投げしない」ということ。

ただでさえ、本業(接客)をしながらの役割業務です。業務のスケジュールや手順なども含めて、

やり方はちゃんと教えてあげる。

そのためのHow toマニュアルやチェックリストを用意してあげてください。

そうでないと、頓挫したり、逆に失敗体験になる可能性があります。

 

❷役割を教える

2つ目は「役割を教える」は、そのスタッフの仕事がお客様・サロンにとって、

どんな役割があるのかを教える→その仕事の重要性に気づかせる、というもの。

いい仕事・いい技術・いい接客をするためには、一見すると地味に見える作業であっても、そのプロセスは欠かせないものです。

例えば、道具の手入れや配置。これができていなければ、動線が崩れ、時間がかかります。サービスの質が下がることだってあります。

例えば、ポスティング。なぜ、ポスティングをしなきゃいけないのか?どんなふうに自分に返ってくるのか。

 

私たち美容業というのは、お客様には見えないような作業も、本当に大切な意味があります。

それを丁寧に一つ一つを教えてあげるんです。

 

全体が見えていない立場からは、その作業・仕事の意味や意義がわからないんですね。

「いいから黙ってやれ」では人は動きません。

納得しないと、気持ちよくは動いてもらえないんです。

どうせやってもらうなら、気持ちよく仕事して欲しいじゃないですか。

 

納得させるのは、仕事を振る方の責任です。

一見遠回りに思える、一つひとつの仕事の意味・意義を説く」ということは、必ず当事者意識を生みます

責任感が育つんです。

 

❶「役割を与える」でお伝えしたマニュアル作りにおいても、この「仕事の目的・意味・意義」を明記することが何よりも重要です。

 

 

 

まとめ:役割が責任感を育てる

やる気がない・見えていないところでサボる・手を抜く、そんなスタッフさんにやってほしいことは2つ。

  1. 役割を与える
  2. 役割を教える

「やる気を出せ!」と言う変わりに、自分は必要とされているんだ!という実感をもたせてあげてください。

主体性が育ったスタッフに対しては、指導することがどんどん減っていきます。

「教える」から「引き出す」に進化してくれます。

 

目的・意義があれば、当事者意識・やりがいを生み「やらされ感」は無くなります。

気づけば、オーナー・サロンにとって、超不可欠な頼れるヤツになっているはずです。

 

 

オーナーや幹部が役割を抱えすぎているケースがほとんどです、(だから下が育たないんだけど)

まずは、どんな役割がうちのお店には必要かな?というところから考えてみてくださいね。

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

明日もあなたのサロンが幸せでありますように。

幸せサロン育成コーチ げしあゆみ

 

 


「次回予約」「単価アップ」「口コミ」をカウンセリングで「仕組み化」へ IMG_0440

次回予約・単価アップ・口コミに繋がるカウンセリングの仕組み。 新人でも次回予約獲得率80%! カウンセリングで「価値」を上げて「差別化」を!  幸せサロン育成塾一番の人気講座です! 《セミナー受講スペシャル特典》 ①カウンセリングトークブック・②カウンセリングシート・③次回予約獲得アフターカウンセリングシート リピート率を上げたい、カウンセリングに自信がない、次回予約を取って予約を管理したい小規模サロン、物販をもっと売っていきたい、単価が低い、そんなお悩みのある方にオススメの講座です

お客様がファンになるカウンセリング 勉強会

5/30・7/18・8/29満員御礼 

9/26(火)11:00〜14:00【満席

次回11/7(火)


小さなサロンの育成の仕組みの全てを1日で集中して学びます!
《セミナー内容》

  1. 自分がいなくても回る仕組み①「シスター制度」
  2. 自分がいなくても回る仕組み②「マニュアル作り」
  3. 自分で考えて動ける仕組み「役割マトリクス」
  4. モチベーションUPの面談・MTG
  5. サロンに必要な人材が稼げるシステムやる気の出る給与システム
  6. 辞めないサロンの「人事評価制度」
  7. 信頼を生む注意の仕方&褒め方

100%「受けて良かった!」の声

小さなサロンのスタッフ育成1日集中講座

8/8・9/5【満員御礼】

10/24(火)【キャン待ち

最高のチームワークで最大の成果をあげる方法と具体策を学びます


「お客様が通い続けたくなる、愛されるリピートサロン」へ

リピート率が50%以下」「スタッフによって差があるのは、リピートが仕組み化できていないだけ!

  • リピート率80%の仕組み
  • 『メニューで・思い出して・会いたくて』リピートフロー
  • リピートするまでが接客!「高くてもリピートしたい」と思わせる感動接客・おもてなし
  • これだけはやっておけば大丈夫!リピート獲得3大ツール

 

幸せサロン育成塾 イチオシ講座 です!

お客様がずっと通い続けたくなるリピートサロンセミナー

5/9・6/6・7/11・8/1・9/12満員御礼】 

10/31(火)【残6席】


来て欲しいお客様で溢れるサロンへ!

自立集客(ホームページ・ブログ・SNS・ちらし・看板)をメインに、媒体集客(hotpepper beauty)も含めた 小さなサロンにあった集客方法・予算に合った集客ツールと生かし方を学びます。 一番の魅力は、HPとブログだけで自立した集客ができる、ターゲットの定め方・サロンの強みの見つけ方・サロンの良さの伝え方がマスターできます。 《こんな方にオススメ!》  開業前・開業したてのサロンオーナー、スタッフさま、サロン集客の基本から学びたい方

来て欲しいお客様で溢れるサロン集客セミナー

1/10・3/14 ・4/25・7/4満員御礼

10/3(火) 【残席4】