スタッフの育成に正解はあるのか?

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こんばんは、

幸せサロン育成コーチのげしあゆみです。

スタッフの育成に正解はあるのか?

昨日のブログ、

「こんなサロンで働きたい!」と思われるサロンって?

たくさんのいいね!やコメント、メンセージを

ありがとうございます。

共感頂き、とっても嬉しいです。

ブログを書いていて良かったな〜、

と思えるのはこんな時。

コメントや直メッセージをくれて

こんな風にやってみました!とか言われると

もうブロガー(?)冥利につきますね。

皆さんの意識が、「スタッフ」に向いているのであらば

昨日のブログでもう一つお伝えしたかったテーマ。

「スタッフ一人一人の育て方」についての

「いま」を考えてみませんか?

 

私は技術者として13年目になります。

私たちが育った時代というのは、

俗に言う「見て覚えろ!」なサロンばかりで

社会保険なんてまずないし

技術が未熟だった私は、先輩にいじめられて

トイレでよく泣いてました。

それでも何くそ!精神で

「絶対上手くなってやる!」

「あの先輩より売り上げてやる〜!!」

という根性で、

成り立っていた下積み時代でした。

 

自分がそんな風に育っちゃうとなおさら、

「見て覚えるもの」というパラダイムから抜けられず

初めてのスタッフや後輩に

使い古しの同じ教育をしてしまいがちです。

これが、名プレイヤーが名マネージャーにはなれない所以ですね。

かといって、

じゃーどうやって教えりゃいいのよ!

というのがわからないので、

ジレンマを感じたり、自信をなくしたり。

大丈夫、間違いなく誰もが通る道です。

安心してください!

初めから、教えるのが上手、育て方を知っている、

なんてことはあり得ません。

 

教え方・育て方の正解は、

一人一人違うんです。

それを考えたり、施したりするのが面倒で

放置しているのと、

放置した方がこの子は伸びるから、で放置してるのとは

全然結果が違います。

簡単に言えば、

褒めて伸びるタイプ・叱って伸びるタイプ

というタイプがありますね。

(私は叱って伸びる人に会ったことはないのですが)

自分が教えたいように

または教わったように教えるのではなく、

その子にあった教え方を見つけていく

共同作業が必要です。

 

そうなんです、共同作業なんですね。

教える側が「これで覚えろ!」と押し付けるわけでもなく

教わっている側が「こう教えて!」と駄々をこねるわけでもなく

一緒に探して、一緒に見つけていくんです。

 

その為に、当サロンで入社時に作ってもらっているのが

自分マニュアルです。

これは松岡修造さんの本を読んで

そのままパクったのですが

要は、自分の取扱説明書を書いてもらいます。

修造さんの本では、「自分の」でしたが

これを入社時に1ヶ月かけて作ってもらい、

共有しています。

生理前はイライラしています、とか

叱られるより褒めて伸びるタイプです、とか。

家族構成も、趣味も

その子の人生の優先順位とかね。

「私の取扱方」をいくつかのセグメントに絞って書き出すんですね。

 

①メンタル、②家庭、③健康、④技術、⑤接客、⑥店づくり、⑦売上

今の状態や頑張っていることだけでなく

猶予して欲しい点や、ここは任せて!

という風に「役割」にフォーカスして書いてもらいます。

ただこれって、

「私はこういう人間だからこういう風に扱ってください!」

てな感じのわがまま言い放題なサロンになっちゃいそう…

ってイメージ湧きますか?

おっしゃる通り、そうなんです。

始めてすぐ、そこに気づいて笑

すぐに是正。

この短所はこうリカバーします、というのも書き加えてもらいました。

 

以前はノートでしたが

今は、evernoteで共有。

常に更新されています。

 

女性スタッフが多いので

プライベートの影響を受けるのは必須。

妊娠・出産、育児、介護もできるだけみんなで協力して

楽しく乗り越えていって欲しいので

「共有」を大切にしています。

育てる側になったスタッフに必ず伝えるのが、

「何にも諦めないサロン」を目指して欲しい、ということ。

それぞれのスタッフのマニュアルを活用した

その人にあった「育ち方」をサポートするのが

育成だ、ということ。

当サロンはシスター制度ゆえ、基本はお姉ちゃん達にお任せです。

その人にあった教え方を知るには、

その人のことをまずは知る必要がありますね。

なのでまずは自己開示してもらいます。

もちろん、潜在的な能力や願望もありますので

「一緒に、探していく」というのが基本です。

(シスター制度については、

拙著「愛されるサロンオーナーの教科書」でも詳しくご紹介しています)
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

RUNA
明日もあなたのサロンが幸せでありますように。

幸せサロン育成コーチ げしあゆみ